2015年9月12日 今日のみ言

ゴルゴ松本氏の心に響く言葉より…

 日本語の五十音は「あい」で始まります。 あなたの両親が愛で結ばれて、その愛に包まれて、あなたが生まれてきました。

あいうえおは、母音(ぼいん)です。 子音(しいん)は、母音と組み合わさって音になります。

母音は母の音なんです。 そして、母音の一番上にあるのが「あい」 すべての文字の一番上、「うえ」の上に愛があるのが日本語です。

 「愛」という字の成り立ちは、「旡」+「心」+「夂」。 「旡」には、のけぞるとか、後ろを振り向くといった意味があります。 愛を知ると、のけぞるくらい心が締めつけられる。 いろんなことが頭の中をめぐって、足(夂)が進まないけど、それでも求めてしまう。 何度も愛(いと)おしく振り返る。 それが愛なんです。

お母さんとの結びつきが愛なら、人を好きになって、大切にしたいと思うのも愛。 「あいつ大丈夫か?」「隣のおばちゃん、元気かな?」と、人を思いやるのも愛です。 愛のなかで人は生きているんです。

人の数だけ人生があるけど、人はなぜ、この世に生まれてきたのかなぁ? それは、その時代、場所、環境、人間関係、そのポジションの中で、愛を学ぶためです。「愛を学ぶ」には、何も大きなことを考える必要はない。

日常のごく小さなことを、大きな愛をもって行うことができれば、それだけでこの世に生まれてきた意味がある。 人に温かな言葉をかけること。 にこやかな笑顔でいること。 ありがとうという感謝の言葉が多いこと。 あなたと一緒にいることができて幸せ、ということ。

いつも機嫌よく笑っていること。 人を思いやること。 人をゆるすこと。 「あいうえお、かきくけこ、さしすせそ…」 日本語の五十音は「あい」で始まる。 小さなことを大きな愛をもって行いたい。

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