アメリカ人は、私の講演を通して意識革命を経験しました。若者たちは「ファーザー・ムーン」、あるいは「レバレンド・ムーン(文師)」と呼んで私に従い、肩まで長く伸びた髪とぼうぼうに生えたひげを切りました。身なりが変わると心も変わるもので、酒と麻薬に溺れていた若者たちの心の中に神の愛が入り込み始めました。「宇宙主管を願う前に自己主管を完成せよ」という青年時代の座右の銘を彼らに訴えました。アメリカ社会は物質社会です。私は物質文明の真ん中に行って、心の問題を話しました。心は目にも見えず、手でつかむこともできません。しかし、明らかに私たちは心の支配を受けています。心がなければ何もありません。私はその心に愛を加えた真の愛を話しました。真の愛を土台として明確な自我意識を持ち、自分自身を自らコントロールできてこそ、本当の意味での自由をつかむことができる、と訴えました。(平和を愛する世界人としてp200)