創造とは力を投入することです。投入したというのですが、どれほど投入したのでしょうか。真の生命を完全に投入し、真の愛を完全に投入し、真の理想を完全に投入したのです。創造する前と創造したあとでは違います。創造する前は自分のことを考えましたが、創造を始めてからは、対象のために生きる時代に転換されるのです。「私」 がいるのは自分のためではなく、相対のためです。愛と理想という言葉は、対象を前提として語る言葉なので、理想的な存在の起源は、自分のために生きるところからではなく、相対のために生きるところから出発するのです。(天聖経p372,5番)