祈るときは、対象を定めて祈らなければなりません。何となく祈るよりも、ある対象を念頭において祈ることが必要です。そのようにすれば、主体と対象になり、授受作用の法則が成立するのです。主体と対象が授け受けする立場で授受作用をするので、皆さんが祈り、精誠を尽くさなければなりません。
精誠を尽くすに当たっては、幾千年の心情を越えて、懇切に精誠を尽くさなければなりません。幾千年の心情を中心として内外が一つになり、神様を呼び求めるその場は神聖な場であり、素晴らしい場です。そのようになれば、実体的に感じられるのです。その場で呼び求める「父よ!」という一言の言葉には、最高の美しさが宿っているのです。(天聖経p1187、19番)