子女が母に対して「お母さん!」と言うとき、母はその一言に五臓六腑がとろけるというのです。骨髄がみなとろける感情にとらわれます。それで、握った手首には、天下を与えても換えることのできない偉大な力が流れるのです。父母の崇高な犠牲な場、そのような実践の場から統一が起こります。それは人間の愛ではありません。天倫を解怨し、天情の所願成就の恨を解くために人間が責任をもつべきことは、愛に酔って世界人類を抱くために十字架の道を自ら進んでいくことです。ここに統一の要因と方案があることは、言うまでもありません。(天聖経p932、11番)