宗教と人種を一つにする平和世界をつくるための道は、限りなく苦労の多いものでした。時には人に妨げられ、時には能力の壁にぶつかることがたくさんありましたが、私はその使命を捨てることはできませんでした。私と共に歩む食口や同僚が、あまりのつらさに弱音を吐くとき、かえって彼らを羨ましく思い、「皆さんは、歩んでいて嫌だと思えば戻ることもでき、やってできなければ死ぬこともできますが、私はそのようにすることもできないかわいそうな人です」と、彼らに向かって切々と訴えたこともありました。(平和を愛する世界人としてp251)