ヤコブは、「私かエサウ兄さんより何倍も粘り強く、父や母、神様に兄弟だちよりもよく仕えれば長子になる」と考えました。父母に仕えたり、神様に仕えるにおいて、兄弟を愛し、一族を接待するにおいて、エサウよりヤコブが優れているというときは、すべての人が兄エサウを放り出してでも、ヤコブを兄にするという理論が成立するのです。ヤコブはそれを望みました。ヤコブは本当に賢い人です。それは何かというと、ヤコブは、出発と最後を見て闘う人です。ヤコブは、最後を見て、遠い所を見つめて闘う人であり、エサウは、その場の現実を見て闘う人だということです。(氏族的メシヤと天一国創建102p)